伊平屋の神アサギ(平成15年:2003年調査)
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現在、伊平屋村に田名・前泊・我喜屋・島尻・野甫の5つの行政区(字・アザ)がある。伊平屋島に、近世田名村・我喜屋村・島尻村・野甫島があった。『琉球国由来記』(1713年)に記載がないが伊平屋と伊是名に神アサギがある。
『琉球国由来記』(1713年)に神アシアゲは登場しないが以下のような祭祀場がある(伊是名島は省く)。四つの村いずれにも神アサギがあったが、現在残って残っているのは島尻と我喜屋のみである。
・野甫村
・野甫のヲヒヤ火神
・野甫ノロ火神
・大山御イベ
・アフリ嶽御イベ
・銘賀瀬嶽御イベ
・島尻村
・島尻大屋子火神
・阿波嶽御イベ
・我喜屋村
・我喜屋ノヲヒヤ火神
・我喜屋ノロ火神
・カタクマ嶽御イベ
・アメ嶽御イベ
・カヤウ嶽御イベ
・神ノ嶽御イベ
・田名村
・田名ノヲヒヤ火神
・田名ノロ火神
・ヲツ川嶽御イベ
・城嶽御イベ
・アサ嶽御イベ
・三崎御イベ
・ヤセヤ御イベ
■伊平屋村我喜屋の神アサギ
我喜屋の神アサギは現在の集落内ではなく、内村と呼ばれる故地にある。四本の石柱で珊瑚石灰岩を加工してある。屋根は茅葺きである。内部の材はチャーギで藁縄が使われtいる。石柱は70cm程度で中に入るには横ばいになるほど低い。県指定の文化財になっていて内部に「紫微鑾駕」が掲げられている。

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■伊平屋村島尻の神アサギ

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