国頭村辺土名
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【国頭村辺土名(上島)】
(2005年12月22日)
国頭村辺土名の上島(ウイシマ)が、どういうわけか好きである。好んで上島集落を訪ねる。山原の集落の展開の一つのモデルにしているからであろうか。辺土名の集落の展開はウイシマから発達し、その元島を残したまま現在の辺土名のマチが発達していった。集落の展開の姿が今に残している。それがいい。
神アサギは御嶽のイベの近いところにあり、ウンジャミの時、ノロが簪を持参して祭祀を行っている。集落内に辺土名ヌンドゥンチがあるが、関係者で出資して大きな神家を作っている。シヌグとウンジャミが交互に行われるという。神アサギでのウンジャミは一度見たことがある。
辺土名ノロと根謝部親方との興味深い伝説がある。辺土名ノロの管轄する村は辺土名、宇良、伊地である。ウンジャミの時、ノロは伊地→宇良(トヒチャ)→辺土名の順で祭祀を行う。
▲神アサギへの森から上島集落を見る ▲上島集落をながれる川
▲辺土名上島にある神アサギ ▲辺土名ヌンドゥンチ
【湊の法式】
(独物語)
茶湯崎に湊を筑修し置いたら首里全体の便宜は無論のこと山原並に離島からの首里向き
上納物並に地頭用の荷物類も茶湯崎で陸上げして便宜がよいし又首里からの支那行きや
日本行きの貨物も積み下し積み上げがたやすく如何にも重宝になることは決定的である。
但し諸船着場の湊の作りざまはその法式がある。水源の無い所は湊を作っても又々泥土
が満ち塞る筈だ。水源のある所は其の法式で作って置いたら雨のある度に泥土を引き流し
浅くはならない。幸い茶湯崎は水源がある。