本部町謝花
トップへ
【2013年12月22日】
本部町謝花を「ムラ・シマ講座」、その後再度踏査する。
謝花の集落は伝統的な集落を区分する呼び方(アガリンバーリ・イリンバーリ)が残っている。謝花の集落は古島からの移動である(移動集落)。ここで言う「移動集落」とは同じ村・村落・字内で集落が移動したことを指している。つまり、謝花の古島にあった集落が現在地に移動したムラである。
※これまで間切名や村名が名付けられたのは、伝承に登場する人物が登場した、あるいは
その人物の生誕地を間切名や村名にしていることに気付かされる。本部町の事例をあげ
ると本部(現崎本部)、伊豆味、堅健、謝花など。謝花には謝花大屋子の元屋とされる
スンペーヤー(玉城家)や謝花大屋子の墓がある。
謝花のムラの変遷は、現在の字古島にあった集落が移動し、移動した場所に寄留してきた人々が住みつき今の字古島を形成している(戦後)。古島の呼称は現在の謝花の集落があった故地の名称である。
謝花は@中袋原 A大久保原 B謝花原 C前原 Dシリナ原 E西表原 F島之上原の七つの小字からなる。戦後、山川、石川、豊原が謝花の一部を分割しているので、謝花の村内の歴史的な変遷をみていく場合、分区する以前の原域を含めて考えていく必要がある。
謝花の祭祀場である神アサギやタンカーモー、ウガンは島之上原に位置している。謝花ノロが管轄する村は謝花村、備瀬村である。
【琉球国由来記】(1713年)
・謝花巫火神
麦稲穂祭/麦大祭/稲大祭/竈廻/アラゾウリ・向ザウリ/山留/畔払
・神アシアゲ
麦稲四祭/柴指/芋祭

▲謝花地区公民館(2013.12.23) ▲謝花の集落(2013.12.23)
【謝花の祭祀】
・1月1日のハチウクシ、3月3日(サンガチサンニチ)、4月(アブシバレー)、5月5日(ハーウガン)、5月9日(ウプウガン)、5月15日(ウマチー)、6月25日(ウユミ)、7月15日(シチガチアシビー)、7月22日(ウフユミシニグ)、8月11日(ヨーハビー)、8月15日(ジューグヤー)、9月9日(ウップガン:大御願)(ウーグシクへいく)、10月1日(カマパン)、11月(ウンネー(芋祈り)、冬至の前に行う)、12月24日(フトゥチガン)
▲謝花の神アサギ ▲島の草分けの家(スンペーヤー:玉城家)

▲謝花大屋子の墓とされる
参考文献: